【K-1 ReBIRTH.2】和島大海 vs オウヤン・フェン【試合予想】

2023年12月9日にエディオンアリーナ大阪で行われる「K-1 ReBIRTH.2」にてK-1スーパー・ウェルター級王者・和島大海が中国の強豪オウヤン・フェンとの3度目のタイトル防衛戦を戦うことが決定しました。本記事では和島大海とオウヤン・フェンの戦績、ファイトスタイル、試合展望、勝敗予想などを徹底解説していきます。

和島大海 vs オウヤン・フェン
対戦発表会見
和島大海
オウヤン・フェン
勝敗予想
試合展開
まとめ
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和島大海 vs オウヤン・フェン

日程：2023年12月9日（土）
会場：大阪・エディオンアリーナ大阪
時間：午前11:00からイベント開始予定
放送：AbemaTVなど

和島は前回の大会で5年前に敗れたピケオーを下して2度目の王座防衛に成功し、現在8連勝中、K-1を代表する日本人ファイターの一人です。一方、オウヤンは「中国70kg最強」との評価を受ける強豪ファイター。

2023年7月29日に行われた武林風で、アナトリー・モイセーエフをKOに下し、WL武林風70kg級の世界チャンピオンの座を手に入れました。また、過去に和島に対してSNSでの対戦要求を行ったという因縁もあり、団体の看板を背負った世界レベルの一戦にファンからの期待が非常に高まっています。

対戦発表会見

記者会見にて、和島はオウヤン・フェンから2、3年前にSNSで対戦要求を受けており、その実力を認めていたことを明かしました。

現在8連勝7KOの和島は、世界からの注目を感じつつ、それに対するプレッシャーも肌で感じているようです。一方で、中国のファイターレベルの高さやオウヤンのフィジカルな強さに警戒感を示していました。オウヤンのファイトスタイルについては「粘り強い」と評価しながらも、自らは1Rでの勝利を狙っているとコメント。

開国宣言をしたK-1、今後はアジアを越えてヨーロッパの戦場も視野に入れている様子で、最後には「ワジマックス」としてのK-1MAXを背負うと宣言しました。

和島大海

年齢 : 28歳
戦績 : 24戦20勝17KO 4敗
所属 : 月心会チーム侍
階級 : スーパー・ウェルター級
身長 : 180cm
リーチ : 不明

主なタイトル

第4代K-1 WORLD GPスーパー・ウェルター級王者

直近の戦績

2023年7月17日ジョーダン・ピケオー
K-1 WORLD GPスーパー・ウェルター級タイトルマッチ
◯2R KO

2023年3月12日ジョムトーン・ストライカージム
K-1 WORLD GPスーパー・ウェルター級タイトルマッチ
◯2R TKO

2022年9月11日メレティス・カコウバヴァス
K-1 WORLD GP 2022 JAPAN～よこはまつり～
◯1R KO

ファイトスタイル

和島大海選手はスーパーウェルター級（70kg）のファイターで、身長180cmという恵まれた体格を持っています。小学生時代から空手でファイターの基礎を築き、2016年にプロデビューをしました。顔は穏やかで優しい印象を受けますが、ファイトスタイルは実に攻撃的で、KOの破壊力を備えたローキックを軸に、左ストレートや左ハイキックなどのコンビネーションを得意としています。また、左フックでのフィニッシュも多く、数々の強豪をKOで仕留めてきました。ディフェンスでは、ガードやステップを使いこなし、相手の攻撃を巧みにかわしながらカウンターを狙う技術も持っています。世界的にも激戦区である70kg級の中で、KO率は驚異の85％。1RKOも多く、攻撃的な姿勢と高い打撃力を序盤から続けられることが彼の特徴と言えるでしょう。

オウヤン・フェン

年齢 : 24歳
戦績 : 29戦23勝（12KO）5敗1分
所属 : 天津阿福ファイトクラブ/CFP
階級 : スーパー・ウェルター級
身長 : 178cm
リーチ : 180cm

主なタイトル

WL武林風‐70kg級世界チャンピオン
KLF 70kg級世界チャンピオン

直近の戦績

2023年7月29日アナトリー・モイセーエフ
WL武林風‐70kg級世界チャンピオンシップ
◯2R KO

2023年5月14日クリスチャン・バヤ
KLF 70kg級世界チャンピオンシップ
◯判定勝ち

2023年2月26日マルコス・ロドリゲス
WL武林風‐70kg級世界王者決定戦
◯判定勝ち

ファイトスタイル

オウヤン・フェン選手は、フィジカルの強さを武器にしたストライカーです。パワーとスピードを高いレベルで兼ね備え、左右のフック、アッパー、ローキックなどを使いこなし、相手に絶えずプレッシャーをかけるスタイルを持っています。

特に左フックでのKOが多く、得意としています。打撃は手数が多く、いかにもK-1向きです。また、多くの中国人ファイター同様、粘り強さも特徴で、相手の攻撃にも動じることなく、常に前に出ての打ち合いをのぞみます。これまでティジャニ・ベズタティやクリスチャン・バヤといった強豪とも激戦を繰り広げ、その実力を証明しています。

勝敗予想

両者のこれまでの戦い、ファイトスタイルなどから以下のように予想します。

◎和島大海判定勝ち 40%
◯和島大海 KO勝ち 30%
▲オウヤン・フェン判定勝ち 20%
△オウヤン・フェン KO勝ち 10%

直近の充実度を考えると、和島優位の戦いであることは間違いないはずです。それでも7-3としているのは、オウヤン・フェンの粘り強さと好戦的な部分を評価しています。ローから崩してのKOなども十分にありえますが、一歩も引かない激戦になると考え、和島大海の判定勝ちと予想します。

試合展開

和島はテンポの速い攻撃を得意としており、序盤から積極的に仕掛ける展開が予想されます。上下の攻撃を巧みに散らしながら、ローキックを重点的に放つことで、序盤でも終盤でも勝負に持ち込むことができるのが強みです。一方、オウヤン・フェンは、一歩も引くことなく真っ向から勝負を挑むと思われます。和島はピケオー、ジョムトーン、木村ミノルといった出力の高い攻撃力を持つ相手をうまく攻略してきましたが、耐久性やスタミナの面ではオウヤン・フェンがこれらの選手よりも優れている可能性が高いです。試合は終盤まで接戦となるでしょうが、和島がローキックによるダメージを蓄積させ、最後は押し切るような展開となるはずです。

まとめ

和島大海とオウヤン・フェンの対戦は激闘の予感がします。両者はともに70kg級の世界チャンピオンであり、自分の強さを世界中にアピールしたいという思いが強いはずです。和島大海はオウヤン・フェンのパワーに、オウヤン・フェンは和島大海のテクニックにどう対抗するのか。この試合の結果は、70kg級の世界勢力図を大きく変える可能性があります。12月9日のK-1大阪大会、この一戦は特に見逃せません。どうぞお楽しみに。