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【勝敗予想】ナリマン・アバソフ vs アリ・アブドゥルカリコフ

2023年11月4日(土)アゼルバイジャン・バクーのナショナルジムナスティックアリーナにて開催される『RIZIN LANDMARK 7 in Azerbaijan』。RIZIN MMAルール71.0kg契約でナリマン・アバソフ(アゼルバイジャン) vs アリ・アブドゥルカリコフ(ロシア)の対戦が決まっています。

日本のRIZINファンからすると外国人同士の地味な一戦に見えるかもしれませんが、両選手とも実績豊富、激闘必至の好カードです。勝った選手はRIZINライト級戦線にも名乗りをあげることになるでしょう。そこで本記事ではトナリマン・アバソフとアリ・アブドゥルカリコフの戦績、ファイトスタイル、試合展望、勝敗予想などを徹底解説していきます。

RIZIN LANDMARK 7 in Azerbaijan

出典 : RIZIN

日程 : 2023年11月4日(土)※日本時間は5日
場所 : アゼルバイジャン・ナショナルジムナスティックアリーナ
時間 : 開始時間は未定

アゼルバイジャンのアバソフは、ロシアのMMA団体「AMC Fight Nights Global」のライト級王者で、2022年6月に3度目の王座防衛に成功しました。

同年9月にはUFCのコンテンダーシリーズに出場しましたが、判定負け。しかし、今年3月には一本勝ちで再起を果たしました。一方、ロシアのアブドゥルカリコフは多彩な蹴り技や回転の速い打撃のコンビネーションを特長とするストライカーです。

今年4月の『RIZIN LANDMARK 5 in YOYOGI』では、雑賀“ヤン坊”達也との対戦で右フックからのパウンドでKO勝ちを挙げました。

ナリマン・アバソフ

出典 : RIZIN

年齢 : 29歳
戦績 : 33戦29勝4敗
所属 : AZERBAIJAN FIGHT CLUB
階級 : ライト級
身長 : 173 cm

獲得タイトル

AMC Fight Nights Globalライト級王者

直近の戦績

2023年3月18日 Kanybek Janybekov
NFC 50
◯3R リアネイキッドチョーク

2022年9月6日 Ismael Bonfim
Dana White’s Contender Series
●判定0-3

2021年9月17日 Shamil Zavurov
EFC / AMC
◯1RKO

人物

ナリマン・アバソフは現AMC Fight Nights Globalライト級王者で、シャハリヤル・アバソフの指導を受け、2013年6月にGEFC-アゼルバイジャンでプロデビューを果たし、3連勝で優勝。2014年から2016年の間には12連勝を記録すると、2019年4月にはカザフスタンのカウト・ハミトフを破り、AMC Fight Nights Globalのライト級王者になりました。

2020年と2021年には王座の防衛に成功し、2022年6月に3度目の防衛を達成。しかし、同年9月にはUFC契約をかけたDWCSでの試合で判定負けを喫しました。

2023年3月のNaiza FCで一本勝ちで再起。実績は既に世界的にも評価されたファイターで、パンチによるKO、リアネイキッドチョークによる一本勝ちが多く、どの局面からでもフィニッシュを狙うことが可能。RIZIN初参戦に大いに期待が寄せられています。

アリ・アブドゥルカリコフ

出典 : RIZIN

年齢 : 30歳
戦績 : 14戦12勝2敗
所属 : Universal Fighters
階級 : ライト級
身長 : 176 cm
リーチ : 171 cm
バックボーン : 散打

獲得タイトル

なし

直近の戦績

2023年4月29日 雑賀“ヤン坊”達也
RIZIN LANDMARK 5
◯1RKO

2022年12月3日 Timur Nagibin
Russian Cagefighting Championship
◯判定3-0

2022年8月26日 Raul Tutarauli
Russian Cagefighting Championship
●判定0-3

人物

アリ・アブドゥルカリコフはロシア出身の散打の選手で、国内外の大会で多くのタイトルを獲得しています。2013年9月にロシアの格闘技プロモーション、REAL STEEL 2013でプロデビューし、イワン・ウリャンチェンコに2RでTKO勝利しました。

2015年4月のM-1 Challengeでは、後のUFCファイター、ヨエル・アルバレスを1R34秒、スピニング・ヒール・キックでKO。その後、ロシアやカザフスタンのMMAプロモーションで7連勝を達成し、2019年7月にはRIZINに無敗のまま参戦するも川尻達也と接戦の末に判定負け。

その後はロシアのローカルプロモーションで勝利を重ねると、2023年4月のRIZIN LANDMARK 5で約4年ぶりのRIZIN復帰、雑賀“ヤン坊”達也と対戦し、1Rに豪快な右フックを決めてKO勝利、RIZIN初勝利を飾りました。

試合予想

出典 : RIZIN

両者のこれまでの戦い、ファイトスタイルなどから以下のように予想します。

◎ナリマン・アバソフ 一本勝ち 40%
◯ナリマン・アバソフ KO勝ち 20%
▲ナリマン・アバソフ 判定勝ち 20%
△アリ・アブドゥルカリコフ 判定勝ち 10%
△アリ・アブドゥルカリコフ KO勝ち 10%

日本からは馴染みの薄い、未知の強豪同士の一戦で正直予想は困難です。しかしキャリア数、実績、強敵との経験、そしてUFC契約まであと一歩と迫ったことを考え、地元アゼルバイジャンのファイター、ナリマン・アバソフが有利ではないかと予想します。

本線はズバリ、リアネイキッドチョークによる一本勝ちです。

試合展開

出典 : Facebook

地元アゼルバイジャンの声援を背負ったアバソフが序盤から積極的に仕掛けていくのではないかと思います。アバソフの戦績を見ても分かる通り、KOも一本も狙えるフィニッシュ力の高さで、しっかりとMMAを作れる力量があることは間違いありません。

一方、アブドゥルカリコフはストライキングに寄ったファイターで、数年前の試合になりますが川尻達也と対戦した際もテイクダウンで劣勢となり敗北を喫しました。組みから寝技の展開では差があるでしょう。また、前戦の雑賀戦も打撃をもらうシーンがあり、やはりファイターとしての完成度ではアバソフに軍配が上がります。

アバゾフは気負って強引になり、不用意な一発をもらうことは避けたいです。打撃で散らしながらグラウンドに持って行く展開が理想ではないでしょうか。

まとめ

出典 : ゴング格闘技

RIZIN LANDMARK 7はRIZIN初のアゼルバイジャン大会、これまでのRIZINとは異なった色合いのマッチメイクですが、ここから新たな外国人ファイターがRIZINにレギュラー参戦してくることも十分に考えられます。

ムサエフ、ケラモフに続く強豪外国人ファイターの誕生に期待です。そういう意味でもこの一戦は見逃せません。

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