初心者でも勝てる始め方

【試合予想】ホベルト・サトシ・ソウザ vs. 中村K太郎【RIZIN LANDMARK 9】

2024年3月23日(土)に、神戸ワールド記念ホールで開催される「RIZIN LANDMARK 9 in KOBE」では、RIZINライト級の王者ホベルト・サトシ・ソウザ(ブラジル/ボンサイ柔術)がノンタイトル戦で中村K太郎(UNITED GYM TOKYO)と対戦することとなりました。

超実力者同士ながらもこれまでの流れからは想定できなかったスーパーファイトに注目度は急上昇です。

この記事では、ホベルト・サトシ・ソウザ、中村K太郎の戦績、ファイトスタイル、試合展望、勝敗予想を徹底解説していきます。

日本を代表する実力者がまさかのライト級参戦

出典 : RIZIN

39歳の中村K太郎は、これまでSRCウェルター級GP2010優勝、元DEEPウェルター級王者と、国内トップの実力を証明すると2015年から2019年にかけて「神の階級」UFCウェルター級で8戦4勝4敗の成績を残しました。

その後、2019年9月からRIZINに戻りサトシの兄・マルコス・ヨシオ・ソウザに1RTKO勝ちしましたが、年末のベラトールとの対抗戦でロレンズ・ラーキンに判定負け。

昨年4月の大阪大会で3年4か月ぶりに試合をすると、ブランクをまったく感じさせずストラッサー起一を2R左フックからのパウンドでKOしました。

選手層の薄さもあり、ウェルター級ではストーリーが見いだしにくい中、40歳を間近に控えた中村K太郎の選択は、1階級下のライト級への挑戦と現RIZIN王者との対戦でした。

階級変更について

階級変更について中村K太郎は「日常生活を送っている中で、もはやウェルター級の体重を維持するのが難しくなってきたように感じます。ライト級では、今まで戦うことを想定していなかった選手たちとの対戦ができるのが楽しみです」と述べています。

現在の体重に関しては「現時点で70kg級ぐらいの体重になっている」と話し、自身の体重が自然と減っていることを明らかにしました。これにより、減量に関しても問題はないと自信を見せています。

また、昨年4月に約3年4ヶ月ぶりにRIZINに復帰、ストラッサー起一にTKOで勝利しました。また2019年のRIZINデビュー戦ではサトシの兄マルコス・ヨシオ・ソウザに1RでTKO勝ちを収めています。

K太郎は「サトシ選手というすごく強い選手とライト級で戦えるということを光栄に思っている。頑張ります」とコメント。サトシについては「打撃の面では負けてないかと思うが、サトシ選手も完成されたMMAになってきていると思うので。

ただ柔術では大きな実績があると思うが、グラップリング能力ではそんなに負けてないと思っている」と自信が垣間見える意気込みを述べています。

再びRIZIN最強を証明し、世界へリベンジしたいサトシ

出典 : RIZIN

サトシは2021年6月に東京ドーム大会でトフィック・ムサエフを破り、王座を獲得しました。その後、矢地祐介やジョニー・ケースを相手に圧勝で防衛。

2022年の大晦日にはBellatorとの対抗戦でRIZIN総大将としてAJ・マッキーと対戦するも接戦の末判定で敗れました。

翌年のスパイク・カーライル戦では判定勝ちを収めたものの、2023年7月には「超RIZIN.2」で緊急参戦し、パトリッキー・ピットブルにTKOで負け。さらに右手の骨折により長期にわたって戦列を離れました。

復帰戦では、これまで戦った日本人選手の中で最強とされる中村K太郎を迎えます。サトシは会見で中村を「日本のウェルター級で最も強い」と高く評価しながらも、中村がこの試合に勝利して求めるダイレクトリマッチには「特に何も思わない」とコメント。2度戦うことはないと勝利に自信を見せました。

サトシの目線は海外へのリベンジと世界進出のはずで、難敵K太郎を退けてあらためてRIZIN最強を証明したいところ。重要な復帰戦です。

復帰戦について

サトシは「久しぶり。ちょっと試合をしていなかったけど、今年また頑張ります。RIZINのライト級が面白いということをみんなに見せたいから頑張ります」と意気込みを語りました。

また、対戦相手の中村選手については「中村が日本のウェルター級で一番強い。打撃力もある。前の試合もKOする力があった。強い選手」と高く評価しています。

ボンサイ柔術のサトシは、2023年7月のパトリッキー・ピットブルとの試合以来、約8ヶ月ぶりの復帰戦となります。その前回の試合では、『超RIZIN.2』にて、AJ・マッキーの急な欠場により、試合の1週間前に73kg級でパトリッキー選手と対戦。

1ラウンドで右手の第五中手骨を骨折し、3ラウンドでパトリッキーの右カーフキックからパウンドでTKO負けを喫しました。長期の治療を経て、この試合が復帰戦となります。

ホベルト・サトシ・ソウザ vs. 中村K太郎

出典 : RIZIN

日程 : 2024年3月23日(土)
場所 : 神戸ワールド記念ホール
時間 : 14時開始予定
放送 : U-NEXT、Abemaなど

ホベルト・サトシ・ソウザ

出典 : RIZIN

年齢 : 34歳
戦績 : 15勝3敗
通称 : シン・柔術マジシャン
所属 : ボンサイ柔術
階級 : ライト級
身長 : 180cm
リーチ : 185cm
バックボーン : ブラジリアン柔術
ファイトスタイル : グラップラー

主なタイトル

RIZINライト級王者
REALスーパーライト級王者

直近の戦績

2023年7月30日 超RIZIN.2
パトリッキー・ピットブル
●3R TKO

2023年5月6日 RIZIN.42
スパイク・カーライル
◯判定3-0

2022年12月31日 RIZIN.40
AJ・マッキー
●判定0-3

中村K太郎

出典 : RIZIN

年齢 : 39歳
戦績 : 36勝11敗
通称 : 裸絞め十段
所属 : UNITED GYM TOKYO
階級 : ライト級
身長 : 180cm
リーチ : 185cm
バックボーン : 柔道
ファイトスタイル : オールラウンダー

主なタイトル

第8代DEEPウェルター級王者
SRCウェルター級グランプリシリーズ2010王者

直近の戦績

2023年4月1日 RIZIN.41
ストラッサー起一
◯2R TKO

2019年12月31日 Bellator JAPAN
ロレンズ・ラーキン
●判定0-3

2023年4月1日 RIZIN.19
マルコス・ヨシオ・ソウザ
◯1R TKO

勝敗予想

出典 : RIZIN

両者のこれまでの戦い、ファイトスタイルなどから以下のように予想します。

◎中村K太郎 KO勝ち 50%
◯中村K太郎 判定勝ち 20%
▲ホベルト・サトシ・ソウザ KO勝ち 20%
△ホベルト・サトシ・ソウザ 一本勝ち 10%

最近のRIZINファンからすると偏った予想に見えるかもしれませんが、この試合は中村K太郎が勝利する可能性の方が高いと見ています。

試合では打撃戦を選ぶことの多いK太郎選手ですが、「裸絞め十段」の異名の通り世界レベルのグラップラーで、サトシの圧倒的な強みである寝技の攻防に対しても十分対応が可能です。

そうなるとスタンドでK太郎選手がボクシングテクニックで試合を優位に動かすこととなり、遠い距離の鋭いジャブと破壊力のある左ストレートを中心にサトシの動きを止めてしまうのではないでしょうか。

KO予想だが懸念も

ウェルター級でもストラッサー起一戦を文句なしの勝ち方でフィニッシュしたように、一発の破壊力はサトシにとって脅威です。打撃をもらうとやや弱気になってしまうサトシの弱点を突き、KO勝利するのではないかと予想します。

ただ、K太郎選手は過去の試合でも不意の一発で敗北を喫してしまったことがあります。決して打たれ強い方ではありません。もしライト級の減量で耐久性が落ちていた場合、サトシのガチャガチャした一発をもらい形勢逆転となる可能性も否めません。

サトシが勝利するならば一本よりもKOではないでしょうか。サトシの作戦にも注目です。

クレベル金原、摩嶋今成とRIZINではベテラン実力者のアップセットが続いています。「2度あることは3度ある」がまさにこの試合ではないでしょうか。この試合はK太郎選手のKO勝ちを予想します。

まとめ

出典 : RIZIN

フェザー級、バンタム級、そして新たに活気づいてきたフライ級と、軽量級の印象が強いRIZIN MMAですが、先日の佐賀大会でもライト級カードが盛り上がり、さらに王者とK太郎選手が登場することで、今年はライト級の展開も要注目です。

かつては日本の総合格闘技の中心の舞台だったライト級がこの試合をきっかけに再ブレイクを果たすのか。勝負の結末に注目です。

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