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2023年10月7日土曜日、東京都にある大田区総合体育館にて、IBF世界フェザー級5位の亀田和毅と、同8位のレラト・ドラミ二による、IBF世界フェザー級2位を決める試合が行われることが発表されました。
今回は、2人のこれまでの実績、ファイトスタイルを分析し、試合展開や勝敗予想について徹底的に解説していきます！
亀田和毅 vs レラト・ドラミニ、試合日時・開催場所
日程 : 2023年10月7日（土）
場所 : 東京 大田区総合体育館
時間 : 14時頃
亀田和毅の選手情報
基本情報
年齢 : 32歳
戦績 : 43戦40勝 22KO
所属 : TMK GYM
階級 : フェザー級
身長 : 171cm
リーチ : 170 cm
主なタイトル
- FECARBOXバンダム級王座
- CABOFEバンタム級王座
- WBCインターコンチネンタルスーパーバンダム級ユース王座
- WBC世界バンタム級ユース王座
- NABF北米バンタム級王座
- WBC世界バンタム級シルバー王座
- WBO世界バンタム級王座
- 元WBC世界スーパーバンタム級暫定王座
直近の戦績
2023年2月25日 ルイス・カスティーヨ（メキシコ）
WBA世界スーパーバンダム級挑戦者決定戦
◯5R TKO
2022年7月30日 ウィリアム・エンカルナシオン（ドミニカ共和国）
〇4R KO
2021年12月11日 ヨンフレス・パレホ（ベネズエラ）
◯12R 判定3-0
人物
亀田和毅は日本・大阪出身のプロボクサーで、亀田三兄弟の一番下の弟として注目されてきました。過去には、WBC世界バンダム級王者、WBC世界スーパーバンダム級暫定王者になるなど、様々なタイトルを獲得しています。三兄弟の長男興毅と次男の大毅が、「兄弟の中で、一番才能があるのは和毅」だと語られるほど、亀田三兄弟の中でも光るものが昔からあったようです。
4歳の時に、日テレの「はじめてのおつかい」の撮影で、働いていた父親にお弁当を届けたのだが、当時はオンエアされず、のちにそのことを撮影したスタッフが気づき、18年ぶりに公開されたというエピソードがあります。
15歳から親元を離れ、一人でメキシコで修行生活を始めました。修行中にメキシコで身につけたスペイン語も堪能です。2015年には、メキシコの元アマチュアボクサーと結婚するほどにメキシコに溶け込んでいたようです。
ファイトスタイル
亀田和毅は左パンチを得意としていて、特に上下に打ち分けるジャブで相手を攪乱します。そして相手のリズムを狂わせて自分のペースに持ち込み、試合を優位に進めていきます。
言動が醜悪で試合前に相手を罵倒するのが恒例となっていますが、ファイトスタイルは堅実で、基本的には相手の打撃をガードし続けて、距離を取り、パンチを正確に相手に当ててポイントを稼ぎ、判定勝ちをするという、確実に勝ちに行く戦略を取ります。
これまでの試合の半分ほどはKOで勝利をおさめていますが、彼の強みは粘り強さがあって、判定勝ちに持って行けるところです。今回の試合でも、南アフリカの選手に対して、どれくらい自分のペースに持ち込み、リスクを犯すこと無く判定勝ちに持って行けるかどうかが勝負の決め手になりそうです。
レラト・ドラミニの選手情報
基本情報
年齢 : 29歳
戦績 : 21戦19勝 11KO
所属 : 不明
階級 : フェザー級
身長 : 165cm
リーチ : 不明
主なタイトル
IBFフェザー級ユース王座
IBF中央アフリカフェザー級王座
WBCインターナショナルフェザー級王座
WBCフェザー級シルバー王座
直近の戦績
2023年7月15日 ハミドゥ・クワタ（タンザニア）
IBO 世界フェザー級王座決定戦
◯3R KO
2022年10月15日 ジェームズ・ディケンズ（イギリス）
×12R 判定0-3
2022年9月30日 ジェルビルト・ゴメラ（フィリピン）
◯4R KO
人物
レラト・ドラミ二は、南アフリカ共和国出身の29歳です。2015年にプロデビューし、これまで WBCインターナショナルフェザー級王座、WBCフェザー級シルバー王座など様々な地域タイトルを獲得している強敵です。
アブダビ経由で初来日したドラミ二は、「試合をとても楽しみにしている。遊びに来たんじゃ無い、戦いに来た」と発言しており、今回の試合に向けて万全の調整を行っているようです。
ファイトスタイル
165cm、右利きのボクサーであり、ファイトスタイルとしては抜け目がない選手です。ガードの意識が高く、攻撃も慎重です。しかし、隙やチャンスがあれば、インサイドからたたみかけるような乱打を放つなど、打撃の意識もかなり高いようです。
これまでも19勝のうち11KOとKO数も相当な記録となっていて、ガードだけではなく、ドラミ二のパンチ力も侮れないでしょう。
亀田和毅がジャブを繰り出してもなかなか自分のペースを乱さないのが慎重派のドラミ二のファイトスタイルですから、簡単には亀田和毅の思うようにはいかなさそうです。
亀田和毅 vs レラト・ドラミニ勝敗予想
両者のこれまでの実績、ファイトスタイル等を考慮し、以下のように試合結果を予想します。
亀田和毅 判定勝ち 50%
ドラミ二 KO勝ち 40%
亀田和毅 KO勝ち 10%
やはり亀田三兄弟の中で最も若く才能があるのが亀田和毅ですから、亀田和毅の方にこの試合分があるのではないかと考えます。
ドラミ二はガードが高く、防御に徹されると亀田和毅のペースを崩す戦法では上手くいかないような選手ですが、今回は日本国内の対戦ということで、ドラミ二としても異国の地で強さをアピールする絶好の機会となります。
そういう意味で、ドラミ二がずっとガードで自分のペースを保ち続ける可能性は低く、少なからずドラミ二からも攻撃を仕掛けてくると思われます。
そうなると、やはりリーチと経験がより長い亀田和毅が勝つ確率が最も高いのではないでしょうか。
亀田和毅 vs レラト・ドラミニ試合展開
最も可能性が高いのは亀田和毅の判定勝ちか
ここまでプロ40勝の実績を持つ亀田和毅ですから、格下ランカーかつリーチも勝っているということなので、亀田和毅の勝利の可能性はかなり高いでしょう。
落ち着いてジャブを駆使しながら自分のペースで試合を進め、相手の弱点である顎にアッパーを当てられれば、KOとまではならずとも試合を優位に進め、判定勝ちをおさめるのではないかと思われます。
また、今回から亀田三兄弟の父、史郎氏が国内で16年ぶりにセコンドにつくことも発表されていて、和毅も、「親父には小さい頃から見てもらっている。世界戦にも何回も付いている。親父におってもらえるのはありがたい」とコメントしていて、父史郎のセコンド入りが和毅の勝利をよりいっそうひきつけてくれるのではないでしょうか。
ドラミ二のKO勝利も十分ありえる
ドラミ二もKO数が高く、亀田よりリーチが短いとはいえ、KOで亀田を沈める可能性も否定できません。ドラミ二もガードが堅く粘り強い選手ですから、亀田がジャブで試合を優位に進めていたものの、後半選で隙をついたドラミ二が一気に打撃で逆転KO…という展開が考えられます。
亀田和毅としては試合中集中力を切らしてはいけない厳しい戦いになることが予想できます。ですのでドラミ二がKOで勝利する確率も40%と高めに予想しました。
まとめ
ドラミ二は勝利に占めるKO率も高く、南アフリカで着実に実力を付けていることから、亀田和毅としては決して油断できない選手です。
亀田和毅としては、キャリアも後半さしかかり、他の三兄弟と同様に引退の日が近づいているのかも知れませんが、元2階級王者として、絶対に負けられない戦いであるはずです。
また、今後はフェザー級で世界王者となり、スーパーバンダム級で4団体統一後に転級が予想される井上尚也との戦いも噂されています。それもあって、亀田和毅としては前哨戦として勝利し、井上との対戦に弾みをつけたいところではないでしょうか。
いつも通り相手のペースを乱した亀田和毅が判定勝ちをおさめるのか。それともドラミ二が粘り強さを発揮し、逆転KO勝ちをおさめるのか。
我慢比べの戦いになりそうです。皆さん、2023年10月7日土曜日をお楽しみに！
亀田和毅 vs レラト・ドラミニの勝敗を予想しよう
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