2024年2月24日（土）に佐賀・SAGAアリーナで開催される『RIZIN LANDMARK 8 in SAGA』で堀江圭功（ALLIANCE）vs.ルイス・グスタボ（ブラジル）の対戦が決定しました。
この試合は2023年大晦日のリング上で発表され、リングに登場した堀江は「地元九州で強敵のグスタボ選手と戦えることを嬉しく思います。本気の自分でしっかり向かい合って戦ってしっかり勝つ姿を見せたいと思います。特に九州の人はぜひ会場に見に来てください」と勝利宣言。
対するグスタボも登場し「素晴らしい喧嘩のようなショーを見せたいと思っています」とアピールしました。2024年RIZINのスタートはパワフルなストライカー同士の派手な激突となりそうです。
この記事では、堀江圭功、ルイス・グスタボの戦績、ファイトスタイル、試合展望、勝敗予想を徹底解説していきます。
目次
話題沸騰中の堀江、無事？メインイベントに
1月18日に開催された記者会見で堀江はマイクを向けられると、突然RIZINの榊原信行CEOに「一応、確認ですが、僕とグスタボ戦がメインで間違いないですか？」と質問。これに対し榊原CEOは、「堀江に任せていいのか、昨年のZ1グランプリを見て考えをあらためようかなと思いましたが（笑）、堀江にすべてを託して佐賀を爆発させてほしいのでお願いします」と応じ、メインイベントが正式に発表されました。
また、飲酒キャラでお馴染みの堀江、試合前の禁酒期限を聞かれると「今回は3週前に禁酒をしたい。前回2週間前、前々回は1週間前だったんで、少しずつ遠ざけて行きたい」と豪快な笑いで答えました。
事実上のライト級タイトル挑戦者決定戦か
堀江は2023年、フェザー級（66.0kg）からライト級（71.0kg）に階級転向。初戦から強豪スパイク・カーライルと対戦。カーライルのしつこいテイクダウンをことごとく切り、パワー負けすることなく、右のパンチで追い込み判定勝利。一気に日本人ライト級のトップに躍り出ました。
対するグスタボは2022年にRIZINに復帰すると、矢地祐介、大原樹理、武田光司の国内トップファイター相手に3連勝。現在、王座挑戦に最も近い存在です。暴風のようなラッシュにはさらに磨きがかかり、ヴァンダレイ・シウバもからもそのポテンシャルを高く評価されています。
日本人ライト級トップの堀江と、RIZINライト級トップコンテンダーのグスタボ。この一戦の勝者がホベルト・サトシ・ソウザの持つタイトルへと大きく近づくことは間違いないでしょう。
ルイス・グスタボ vs. 堀江圭功
RIZIN MMAルール：5分 3R（71.0kg）
日程 : 2024年2月24日（土）
場所 : SAGAアリーナ
時間 : 14時開始予定
放送 : U-NEXT、Abemaなど
ルイス・グスタボのプロフィール
年齢 : 27歳
戦績 : 13勝2敗
通称 : ファベーラの必殺仕事人
所属 : EVOLUCAO THAI
階級 : ライト級
身長 : 175cm
リーチ : 179.5cm
バックボーン : 総合格闘技
主なタイトル
なし
直近の戦績
2023年4月29日 RIZIN LANDMARK 5
武田光司
◯判定2-1
2022年9月25日 RIZIN.38
大原樹理
◯1R TKO
2022年4月16日 RIZIN TRIGGER 3rd
矢地祐介
◯2R TKO
経歴・ファイトスタイル
厳しい幼少期を乗り越えて格闘技の道に進み、ヴァンダレイ・シウバにもその才能を絶賛。デビューから9連勝で対戦した朝倉未来戦ではキャリア初の敗北を喫したものの、激しい打撃戦でRIZINファンを熱狂させました。
パンデミックで久々の来日となった2022年4月のRIZIN TRIGGERでは2年間の空白を全く感じさせず矢地祐介を圧倒して返り討ち。
また、前戦の武田光司との試合では、持ち前の爆発力に加え、スクランブルでの粘り強さも発揮し、スプリットで判定勝利。RIZINで戦いを重ねるごとに進化を遂げる外国人ファイターです。
堀江圭功のプロフィール
年齢 : 28歳
戦績 : 13勝4敗
通称 : 裸の銃をもつ漢
所属 : ALLIANCE
階級 : ライト級
身長 : 172cm
リーチ : 178cm
バックボーン : 空手
主なタイトル
なし
直近の戦績
2023年9月24日 RIZIN.44
スパイク・カーライル
◯判定3-0
2023年4月1日 RIZIN.41
ヴガール・ケラモフ
●2R リアネイキッドチョーク
2021年11月28日 RIZIN TRIGGER 1st
中田大貴
◯判定3-0
経歴・ファイトスタイル
小中高と空手を学び、総合格闘家になるために高校卒業後に上京。2017年のネオブラッド・トーナメントでは3試合連続KO勝利でMVPを獲得すると、2019年には早くもUFCと契約。
異例の1試合リリースという苦い経験をするも、2021年からRIZINに参戦し3連勝。しかしフェザー級では減量に苦しみ、持ち前のパワーと爆発力が十分に発揮できない戦いでもありました。
その後、ヴガール・ケラモフに敗れるとライト級に階級を変更、下馬評不利と見られたものの、難敵スパイク・カーライルに真っ向勝負でこれを撃破。
一躍ライト級トップ戦線へと躍り出ました。持ち前の打撃だけでなく、レスリングや組み力の評価も非常に高く、外国人選手が猛威を振るうライト級において、日本人最後の希望としての期待がされています。
勝敗予想
両者のこれまでの戦い、ファイトスタイルなどから以下のように予想します。
◎堀江圭功 KO勝ち 40%
◯ルイス・グスタボ KO勝ち 30%
▲堀江圭功 判定勝ち 20%
△ルイス・グスタボ 判定勝ち 10%
真っ向勝負の打ち合いになる公算が高く、どちらにもKOのチャンスがあるのは間違いないでしょう。相手が受けに回るとめっぽう強いグスタボですが、2度の敗戦はともに打撃戦です。
堀江のパワーに対して今までのように圧倒することは難しく「我慢比べの打撃戦」になったときには堀江に分があるのではないかと予想します。堀江はパンチだけでなく、朝倉未来戦のようにボディへの蹴りも交えながらグスタボのパワーを削っていく戦いができると、後半戦をより有利に戦うことができるのではないでしょうか。
下馬評はグスタボ有利かもしれませんが、予想は堀江圭功のKO勝ちです。
まとめ
RIZIN初の佐賀大会、地元九州のメインイベント、事実上のライト級タイトル挑戦者決定戦という状況を考えると、堀江圭功にとって今回の試合は「UFC以上の大一番」といっても決して過言ではありません。
破天荒なエピソードとキャラクターがファンの間でも徐々に受け入れられていますが、ここでグスタボを豪快に倒すと昨年の鈴木千裕のように一気に人気ファイターの仲間入りとなるかもしれません。2024年は堀江圭功の年になるのか。地方大会と侮るなかれ、今年のRIZINも初戦から目が離せません。
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