2023年11月4日(土)アゼルバイジャン・バクーのナショナルジムナスティックアリーナにて開催される『RIZIN LANDMARK 7 in Azerbaijan』。RIZIN MMAルール71.0kg契約でトフィック・ムサエフ(アゼルバイジャン) vs 武田光司(日本)が対戦。
地元アゼルバイジャンでは国民的英雄でもあるムサエフと、アウェイ関係なくそのファイトスタイルで観衆を惹きつけてしまう武田の一戦は、RIZIN初の海外大会にふさわしい一戦と言えるでしょう。そこで本記事ではトフィック・ムサエフと武田光司の戦績、ファイトスタイル、試合展望、勝敗予想などを徹底解説していきます。
RIZIN LANDMARK 7 in Azerbaijan
日程 : 2023年11月4日(土)※日本時間は5日
場所 : アゼルバイジャン・ナショナルジムナスティックアリーナ
時間 : 開始時間は未定
ムサエフは2019年大晦日、RIZINのライト級トーナメントを圧倒的な強さで優勝。しかし2021年6月の「RIZIN.28」のライト級王座戦でホベルト・サトシ・ソウザに一本負けで戴冠ならず。その後ベラトールに移籍、今年7月の超RIZIN.2ではパンクラス王者のアキラを相手に2RKOで勝利し再起を飾っています。
対する武田はグレコローマンで高校6冠のレスリングエリート、2018年10月に北岡悟を破りDEEPライト級王者となりました。矢地祐介やスパイク・カーライルには敗れたものの、出世試合となったジョニー・ケース戦では圧巻のジャーマンスープレックスで観衆を魅了してのアップセット。
昨年末にはBellatorのガジ・ラバダノフとの大熱戦を繰り広げ、敗れはしたもののトップファイターとしての地位を確立しました。今年4月にはルイス・グスタボと対戦し僅差の判定で敗北、再起を図ります。
トフィック・ムサエフ
通称 : コーカサスの死神
年齢 : 33歳
戦績 : 26戦21勝5敗
所属 : キルクリフFC
階級 : ライト級
身長 : 178 cm
リーチ : 181 cm
バックボーン : 空手、テコンドー、レスリング、散打
獲得タイトル
RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2019優勝
直近の戦績
2023年7月30日 アキラ
超RIZIN.2
◯2RKO
2023年3月10日 アレクサンドル・シャブリー
Bellator 292 Bellatorライト級ワールドグランプリ1回戦
●3RTKO
2022年7月22日 Bellator 283
シドニー・アウトロー
◯1RKO
人物
12歳の時に空手を始め、2013年5月、23歳のときにAzerbaijan MMA Federationでプロデビュー。いきなりのメインイベント抜擢だったが1Rヒールホールドによる鮮烈なデビュー戦を飾る。
その後、ウクライナやロシアのMMAプロモーションを舞台に、パンチを武器としたスタイルで連勝を重ねる。2018年の大晦日にはかねてより憧れの舞台だった日本のリングに登場。RIZIN.14で大尊伸光と戦い、2RTKOでの勝利。
続く2019年には、RIZINのライト級トーナメントに出場しダミアン・ブラウンやジョニー・ケースを下し、大晦日の決勝ではパトリッキー・ピットブルに勝利し、トーナメント優勝を果たした。しかし、コロナの影響や母国の内情などの影響で、しばらくの間、試合から離れざるを得なかった。
2021年6月、RIZINライト級の初代王座を賭けてホベルト・サトシ・ソウザと対戦するも敗れ、王座獲得は逃した。その後、2022年にはBellatorに登場し、デビュー戦で1R27秒でシドニー・アウトローをTKOで下すも、2023年3月にはライト級ワールドグランプリ1回戦でアレクサンドル・シャブリーに敗退。同年7月にはRIZINで再起、アキラを2RKOで倒す勝利を収めた。
武田光司
通称 : 漆黒のヘラクレス
年齢 : 28歳
戦績 : 20戦15勝5敗
所属 : BRAVE
階級 : ライト級
身長 : 170 cm
リーチ : 173 cm
バックボーン : レスリング
獲得タイトル
DEEPライト級王者
直近の戦績
2023年4月29日 ルイス・グスタボ
RIZIN LANDMARK 5
●判定1-2
2022年12月31日 ガジ・ラバダノフ
RIZIN.40【RIZIN×BELLATOR全面対抗戦 先鋒戦】
●判定0-3
2022年10月23日 ザック・ゼイン
RIZIN.39
◯1R 腕ひしぎ十字固め
人物
幼少期からレスリングの才能を持ち、6歳からバトラーツ情念クラブでのトレーニングを開始。小学生・中学生時代に全国優勝を果たし、埼玉栄高校に進学するとフリースタイル84kg級で三冠、グレコローマンスタイル84kg級二冠の五冠を成し遂げる。オリンピック出場を夢見て専修大学に進学するものの、2年生で中退。
元レスリング五輪代表の宮田和幸が主宰する総合格闘技ジム・BRAVEに入門し、2017年にプロとしてのキャリアをスタートさせた。デビューからレスリング技術と豪快なスープレックスを武器に連戦連勝。2018年にはDEEPライト級の王者、北岡悟に挑戦し5-0判定勝ちで無敗で王座を獲得。
2019年にはRIZINに参戦すると、国内外の強豪と凌ぎを削りながら、劣勢や下馬評を跳ね除ける泥臭く情熱的なファイトで観客を魅了。RIZINファイターとしての地位を確立した。
勝敗予想
両者のこれまでの戦い、ファイトスタイルなどから以下のように予想します。
◎トフィック・ムサエフ KO勝ち 60%
◯トフィック・ムサエフ 判定勝ち 30%
▲武田光司 判定勝ち 10%
圧倒的な打撃とパワー、地元アゼルバイジャンという条件を考えるとムサエフ有利の下馬評は揺るぎません。タフな武田光司相手といえども、パンチで粉砕してしまうのではないでしょうか。トフィック・ムサエフのKO勝ちを予想します。
試合展開
過去のキャリアを見ても1Rでのフィニッシュが非常に多いムサエフ。アゼルバイジャンの大歓声も後押しし、序盤から積極的に仕掛けると考えます。武田光司はまず序盤の猛攻にどう対応するかが鍵と言えるでしょう。開始から見合わず積極的に組みにいき、ムサエフの体力を攻撃ではなくレスリングの対処に使わせられるかがポイントになるかもしれません。
しかし、ムサエフは前戦でも必死に反撃を試みるアキラを相手に最後は一撃から呑み込んでしまったように、どこかで当てれば試合を一気に終わらせることが可能です。また、RIZINルールではフィニッシュに近づいたかどうかが最重視され、かつトータルマストのため、試合全体のどこかで山場を作る必要があります。
武田光司がガジ・ラバダノフ戦のように脅威の粘りを見せることは十分ありえますが、全ラウンドをレスリングで圧倒することは考えにくく、3Rまでもつれたとしてもスタンドで優位な場面を作るであろうムサエフの勝利は揺るぎないと思います。
まとめ
RIZIN LANDMARK 7はRIZIN初のアゼルバイジャン大会、通常の国内RIZINとは環境や雰囲気も大きく異なるものになるでしょうが、それが試合にどう影響するのか。
国民的英雄ムサエフと圧倒的不利な状況に果敢に挑む武田光司の一戦。はたしてどんな結末を迎えるのか、大変注目です。
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