2021/12/24に発表された天心選手vs武尊選手。格闘技ファンの間でも待ちわびた試合です。約6年の歳月を経て実現となるカードですが、どっちが強いのか気になる人も多いと思います。
「天心選手って無敗だけど強いの?」
「武尊選手ってなにがすごいの?」
「ぶっちゃけ見どころは?」
派手な試合を魅せてくれる両選手ですが、どんな特徴があるのか今一度掘り下げていきます!
この記事を読めば
- 両選手のファイトスタイル
- 試合を面白く見るためのポイント3つ
がわかります!
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那須川天心選手VS武尊選手の試合に向けて準備をしておこう♪
武尊選手のプロフィール
出典: TRAINING COMPLEX
「ナチュラルボーンクラッシャー」の異名をもつ武尊選手の紹介です。闘争心剥き出しのファイトスタイル、激しい打ち合いをすることからそう呼ばれています。
所属ジム:K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST
身長:168cm
戦績:41戦 40勝(24KO) 1敗 0
武尊選手の特徴は、攻撃をうけても下がらずに圧力をかけながら攻撃し続ける点です。序盤からしっかりとローキックで相手にダメージを与え、パンチの連打につなげKOを量産しています。
打ち合いになってもローキック、ボディブローとしっかりと上下に打ち分けができるクレバーさも持ち合わせている選手です。
またブロック技術の高さも特徴に挙げられます。顔にパンチが当たる瞬間に首をひねらせて威力を殺す高等技術「スリッピングアウェイ」。打たれても前に出続ける体の頑丈さも持ち合わせています。
武尊選手の特徴
- 攻撃を受けても下がらずに圧力をかけ続ける
- ローキックからパンチの連打につなげるKOパターン
- ブロックの技術も高く、打たれ強い
天心選手のプロフィール
出典:THE DIGEST
続いて「神童」那須川天心選手の紹介です。圧倒的なスピードと多彩な攻撃で見る人々を魅了し続けるモンスター。小学生の頃から空手の全国大会での優勝経験やプロ6戦目、15歳で史上最年少のRISEチャンピオンになるなど、小さな頃から活躍し続けています。
所属ジム:TARGET/Cygames
身長:165cm
戦績:45戦45勝(32KO)
キック 40戦40勝(28KO)
MMA 4戦4勝(3KO)
MIX 1戦1勝(1KO)
天心選手の特徴はスピードです。パンチ、キック、コンビネーションすべてのスピードが段違いです。当てさせずに当てるスタイル。モハメド・アリの「蝶のように舞い、ハチのように刺す」という言葉がしっくりきます。
とくに右ジャブが一級品。力みのない素早いジャブで相手の動きを止めることができます。ジャブ単発、パンチのコンビネーション、キックのコンビネーション、ジャブからのコンビネーションの引き出しが多いことも特徴です。
しかし、天心選手のパンチ力は高くありません。自信のYoutubeチャンネルでこう話しています。「自分はパンチ力があるほうじゃない。キレとタイミングで倒している」意外ですよね?
天心選手は力みなく攻撃が打てます。力みがない分攻撃のスピードが上がります。野球のボールをイメージしてください。球のスピードが高いほど当たる衝撃は大きいですよね。パンチやキックも同じ原理です。スピードと重さは比例して威力に繋がります。
天心選手の特徴
- 攻撃やステップすべてにスピードがある
- 力みのない右ジャブで相手の動きを止める
- キレとタイミングで倒している
勝敗を分ける3つの要素
お互いにKO率が高くアグレッシブな試合をする両選手。どちらが試合を優位に進めるのか考察していきます。勝敗を分けるポイントは3つです。
- 契約体重
- ラウンド数
- 武尊選手の圧力とローキック
①契約体重
本領発揮できる階級があります。バンタム級なのかフェザー級なのか。選手によって適正体重が異なります。
②ラウンド数
天心選手を捕まえるためには、スピードに慣れることと圧力とローキックで体力を削ることがカギ。ラウンド数は大きく勝敗に関わる要素となります。
③武尊選手の圧力とローキック
体力と攻撃力は武尊選手が上。スピードのある天心選手を序盤で捕まえるのは難しいため、圧力とローキックで天心選手の体力を削れるかが勝負の分かれ目です。
詳しく考察していきます。
契約体重はどちらに有利か
今回は58kgスーパーフェザー級の契約です。
武尊選手はスーパーバンタム級(-55kg)、フェザー級(-57.5)、スーパーフェザー級(-60kg)の3階級を制覇していて、現在はスーパーフェザー級を主戦場にしています。
天心選手はスーパーバンタム級(-55kg)、フェザー級(57.5kg)の階級で活躍中。スーパーフェザー(-60kg)での試合経験もありますが、KO率は高くはありません。KOを量産しているのはスーパーバンタム級とフェザー級が多いようです。
スピードは天心選手、パワーと圧力は武尊選手に分があると言えます。
ラウンド数
ラウンド数によって体力の差がでます。
3ラウンドまでは天心選手が有利な展開となりそうです。距離を取ってヒットアンドアウェイでパンチやキックを当ててポイントアウト。
3ラウンド以降は天心選手のスピードが落ちる試合が多い印象です。一方で武尊選手は攻め疲れしている姿をあまり見たことがありません。
武尊選手はK-1トーナメント(全勝すれば3回試合)を何度も経験しています。また元同門の卜部兄弟(K-1王者)も「スパーリング中ずっと攻撃してくる」と話していることからも体力は武尊選手に分があると言えるでしょう。
天心選手が早いラウンドでカウンターを取るか、武尊選手がしのいで圧力で天心選手を追い込む展開になりそうです。
武尊選手の圧力とローキック
出典:MMAPLANET
ラウンド数が長くなれば、武尊選手の圧力で体力が奪われる展開になるでしょう。スピードにも慣れてきてローキック、パンチが当たり始めたらスピードでポイントアウトする流れは難しくなります。
天心選手はロッタン選手との試合で4ラウンド圧力をかけられ攻撃をしても引かないロッタン選手に苦戦していました。しかし延長戦で判定勝利をおさめています。
圧力とローキックを仕掛け続け、攻撃されても引かない武尊選手にどんな作戦を立てるのか楽しみですね。
武尊選手のKO勝ち
武尊選手のKO勝ちで決着がつくと予想します。理由をお伝えする前にカギとなる3つのポイントをもう一度おさらいしましょう。
- 契約体重の58kgはどちらに有利か
- ラウンド数
- 武尊選手の圧力とローキック
まずは契約体重の58kgですが、武尊選手に分があります。普段から節制していて体重は62kgです。パワーも損なわずに減量が行えます。
一方で天心選手の主戦場は55kg〜57kg。-58kgスーパーフェザー級の試合でKO決着は少なく、判定勝利が多いことから階級の壁があるのではないかと考えます。
皇治選手、ロッタン選手の試合は判定勝利だったことからタフネスな選手は仕留めきれない印象。
続いては圧力とラウンド数に関する考察です。格闘技界きっての大舞台で3ラウンドになることは考えづらいです。
早いラウンドは天心選手が右ジャブ、ローキックを打ちながら距離を取ってダメージを与えていく。雑に距離を詰めてきたらカウンターの膝蹴り、左ストレートからの連打で迎撃すると思われます。
打っても引かない武尊選手の圧力に徐々に押され始め、ローキックが当たり始めます。ローキックが当たりパンチの距離になると武尊選手が、ワンツーボディフックやローキック連打でダメージを与える展開に。
武尊選手が天心選手のスピードに慣れ、パンチやキックのタイミングを掴んでいくことが絶対条件になります。
ボディ打ち、ローキックと下に攻撃を集中させロープ際に追いつめて連打でKO決着になると予想します。
2022年6月、これほど待ち望まれたキックボクシングの試合はないのではないでしょうか。両選手の今後に目が離せません。
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