2023年9月23日土曜日、アイルランド・ダブリン3アリーナにて、Bellator MMA 299、女子フェザー級の試合が開催され、シニード・カバナーとサラ・コリンズが対戦します。
今回は、これまでのシニード・カバナー、サラ・コリンズの戦績やファイトスタイルから、試合展開、勝敗予想を徹底的に解説していきます。
Bellator MMA『BELLATOR 299』

出典:Reddit
日程 : 9月23日(土)(現地時間)
場所 : アイルランド・ダブリン 3アリーナ
時間 : 12時〜13時頃と予想
シニード・カバナーの基本情報

出典:MMA Weekly
基本情報
年齢 : 37歳
戦績 : 14戦9勝 4KO
所属 : SBG Ireland
階級 : フェザー級
身長 : 167 cm
リーチ : 165 cm
主なタイトル
―
直近の戦績
2023年2月25日 ジェネイ・ハーディング
BELLATOR 291
〇判定3-0
2022年2月25日 リア・マッコート
BELLATOR 275
〇判定3-0
2021年11月12日 クリス・サイボーグ
BELLATOR 271
×1R KO
人物
カバナーは1986年にアイルランドで5人兄弟の真ん中の子供として生まれました。カバナーはとてもお転婆で、それもあってか8歳のとき、空手、ボクシング、キックボクシングなどの立ち技のトレーニングを始めました。カバナーはトレーニングを続けていくうちに、これを長年続け、さらに武道を追求したいと思うようになりました。
カバナーがまだ高校生のときに、息子のレオンを出産しましたが、レオンの父親は若くして亡くなりました。その他にも彼女は厳しい生い立ちを持ち、兄と妹を自交通事故で亡くした後、母親が飲酒癖を持ち、若くしてホームレスになりました。
そんな厳しい環境におかれてきたカバナ―でしたが、8歳から続けてきた努力が実り、カバナーはボクシングで5回全米チャンピオンになり、2012年には世界選手権に出場し、アイルランド代表の一員としてケイティ・テイラーと競い合いました。しかし、何度か試合に負け、彼女はボクシングを辞めることを決意しました。
その後2015年にプロ総合格闘家としてデビューし、初戦では開始17秒でハティジェ・オジュルトTKOで破り、総合格闘家界を驚かせました。2016年末にはBellator MMA と正式に契約し、現在まで至っています。
ファイトスタイル
シニード・カバナーは、アイルランド共和国の首都、ダブリンのレンスター出身の総合格闘家です。前述したとおり、8歳から空手、ボクシング、キックボクシングを練習し始め、ボクシングでは5回、全米チャンピオンに輝いたことがあるなど、女子総合格闘家の中でも有数の打撃力を持つ選手です。
2016年末より、BELLATOR MMAと契約し、以降Bellatorに出場し続けています。元ボクシング選手ということもあり打撃を得意としていて、これまでも14戦9勝と好成績で、そのうち4回ほどKOで相手を沈めています。リーチが長いコリンズに対してどのように打撃で攻めていくのかが試合のカギになると思われます。
サラ・コリンズの基本情報

基本情報
年齢 : 33歳
戦績 : 4戦4勝 0KO
所属 : Resilience Training Centre
階級 : フェザー級
身長 : 170 cm
リーチ : 174 cm
主なタイトル
―
直近の戦績
2023年2月25日 パム・ソレンソン
BELLATOR 293
〇1R サブミッション勝ち
2022年3月19日 ジェイミー・エデンデン
ETERNAL MMA 64
〇3R 判定3-0
2021年11月20日 アニー・サッチャー
Demolition Fight Series 4
〇2R サブミッション勝ち
人物
サラ・コリンズは、元々はオーストラリア代表として国際試合に出場する柔道家です。2015 年のオセアニア選手権女子ミドル級 70 kg 級では2位の成績をおさめるなど、柔道界での活躍はめざましいものです。
コリンズが総合格闘家の道へと進み始めたのは最近であり、2019年9月からプロの総合格闘家として活動し、2回のサブミッションと2回の判定で4勝0敗の無敗記録を保持しています。エターナルMMAやヘックスファイトシリーズなど、母国オーストラリアでいくつかのプロモーションを戦った後、2023年3月のBellator 293でBellator MMAとしてデビューし、その時も柔道で培ってきた強さを活かして、パム・ソレンソンに1Rサブミッション勝ちをしています。
このように、総合格闘家としての経験は他の選手に比べて浅いものの、オーストラリア代表として柔道界を牽引してきた実力者であり、実際格闘家としても無敗記録を保持しているため、今後ますます注目される選手の一人であることに間違いは無いでしょう。
ファイトスタイル
サラ・コリンズはオーストラリアヴィクトリア出身です。
2020年にデビュー後、コロナウイルスによるパンデミックの影響でプロでの試合経験が浅いですが、現時点で4戦4勝の戦績です。彼女は極技が得意な選手で、これまでの4勝のうち2勝は、極技によるサブミッション勝ちをしています。これまでKO勝ちはしていませんが、ガバナーよりもリーチが長く、今回は打撃での攻撃にも注目が集まるかもしれません。
カバナーvsコリンズの勝敗予想


両者のこれまでの戦いから、以下のような勝敗結果になると予想します。
コリンズ サブミッション勝ち 60%
コリンズ サブミッション勝ち 60%
コリンズ 判定勝ち 20%
カバナー KO勝ち 20%
これまで全勝しているコリンズが、その勢いのままサブミッション勝ちか判定勝ちで勝利をおさめる可能性が高いと思われます。
カバナーvsコリンズの試合展開
中盤コリンズが絞め技で勝利か、長引いてコリンズの判定勝ちが濃厚か
少しではありますが、やはり体格の差でコリンズが優勢であり、これまで全勝しているのと同じように、2Rあたりで絞め技で勝利する可能性が最も高いと思われます。リーチの差も10cm弱あり、カバナーが強力なパンチを当てることができないまま試合が進む、という試合展開が考えられます。
カバナーが有効打を当てられないうちに、コリンズがあっという間にテイクダウンをとり、そのままサブミッション勝ちとなるのではないでしょうか。彼女はアジアでも有数の柔道家であり、その実力は総合格闘技界でも発揮されているからです。
また、コリンズが絞め技で勝利できず、3R、そして判定までもつれ込んだとしても、これまでのカバナーの敗北のうち60%は判定負けしていることを考慮すると、判定にもコリンズに分があると考えられます。
カバナーが勝利するならKOか
体格差と直近の勢いの良さからコリンズの勝利確率が高いと予想しましたが、彼女はボクシングでは5回も全米チャンピオンになった経歴の持ちですので、その強烈な打撃を活かしてカバナーがKO勝ちする可能性もないとは言えません。
カバナーとしては、序盤からどんどん間合いを詰めていき、コリンズに寝技を仕掛けられる前に速攻で強力な打撃を当てる、という戦法で攻めると有効であると思われます。これができればカバナーのKO勝ちがみられるかもしれません。その場合は短期決戦、あっという間に勝敗がつくと思われます。
ただ、相手のコリンズはテイクダウンのプロですので、コリンズに対して積極的に打撃に行くというのはリスクもありますし、やはりカバナーがKOで勝利をおさめる確率は低いといえるのではないでしょうか。
まとめ
コリンズはこれまでKO率は0であるものの、得意の寝技で全勝をおさめていて、カバナーとの体格差、年齢差、勢いの良さを比べると、今回も寝技でのコリンズの勝利は固いのではないかと思われます。
判定にもつれ込んでもコリンズは強く、逆にカバナーがこれまで多く判定負けを喫していることを頭に入れると、やはり判定でもコリンズが勝つのではないかと思われます。
ですがカバナーもパンチ力においてはこれまでのキャリアと経験がありますから、その点ではコリンズよりも優れているといえます。序盤からガンガン攻めていき、先制攻撃で得意のパンチを当てることができればガバナーのKO勝ちも十分に考えられます。
これまでの経験を活かして、カバナーが不利な相手にどのように立ち向かっていくのかが見どころになりそうです。
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